ヨガの教え アヒンサー(非暴力)
ヨガの経典「ヨガ・スートラ」に記されている
「してはいけないこと」の中の一つ「アヒンサー」
非暴力=暴力をふるわないという意味です。
人や動物、植物、自然、環境に対して相手を傷つけないこと
行動だけではなく、言葉や思考においても同様に
相手を傷つけるような言葉や考えを慎みます。
同様に自分自身に対しても暴力的な考えや行動を慎みます。
たとえばヨガのポーズで大切なことは安定して快適であることです。
もともと「アーサナ」は、長時間快適に瞑想するための姿勢の練習で
ヨガが目指すのは自分の心も体も安定して快適であることです。
できないことで自分を否定することも「アヒムサー」に反します。
どんな状態でも自分を優しく受け入れることが一番大切なことで
自分を卑下したり、無理をしすぎるのも暴力といえます。
ヨガの教えは日常生活の上でも重要なことで
誰かをつらい気持ちにさせるとげとげしい言葉や思いやりのない態度、
人を見下したような考え方を避けることは立派な
アヒンサー(暴力的な言動を慎む)ことです。
誰かのことを言葉で攻撃する、悪口を言う、
インターネット上で中傷することも暴力にあたりますし
怒ったり、イライラしたり、不満をぶちまけることも、
一緒にいる人に対してネガティブな影響を与えてしまう
暴力と言えるでしょう。
こうしてみると
暴力といえるものは意外と身近にあるように思います。
アヒンサーを12年つづけるとその人の周りには敵がいなくなるといいます。
その人の強さ、優しさに影響を受け周りにいる人の心も安らぎ明るくなり、
敵意をもって近づいてきた人ですら敵対する気持ちを失ってしまうのです。
早速今日から「アヒムサー」を実践してみましょう。
ヨガはもちろん、日常生活ももっと快適で楽しくなるはずです。
0コメント