ヨガスートラ「ヨガは心を静めるもの」
先日のこと
お客様との会話でヨガの歴史や
ヨガ哲学の話しになりました。
「今までヨガをしてきて初めて知りました。
そういうものだったんですね」
そうおっしゃるのを聞いて
ふと思いました。
「ヨガ人口は多いけれど
その中でヨガの歴史や、
そもそもヨガって何なのかを
知っている人は
多くはないのかもしれないな~」
そこで
PC嫌いを返上して(背中が固まるので!)
簡単にですが
書いてみようと思います。
ヨガの始まりは
紀元前3000年~5000年くらい
(2000年も違うじゃいない!というつっこみはなしにして)
と伝えられていますが
現代のヨガにつながる基盤ができあがったのは
お釈迦様の時代
紀元前500年~300年ころに
「ヨガスートラ」が書かれてからです。
ヨガスートラとは
ヨーガスートラとは、
パタンジャリ氏によって記された
ヨガの教えが詩(スートラ)として書かれた
経典です。
1章 ヨガの目的、定義、ゴール
2章 練習法
3章 瞑想について
4章 ヨガを極めたときに至る境地について
どのようにヨガを実践すればよいか
4章にわたりまとめられた実用書ともいえます。
パタンジャリについて
ヨーガスートラの著者
パタンジャリ氏はインドに実在した人物で
3つの偉大な功績を残しました。
1 「マハーバーシャ」を記す
人が生きるための知恵がかかれた聖典
を読むためのサンスクリット語の文法書
を記しました。
2 「アーユルヴェーダ」を記す
体の健康と
生命(アーユフ)の知恵(ヴェーダ)に
ついての教えを記しました。
3「ヨガスートラ」を記す
3つめに記されたのがヨガスートラ
心の健康と肉体の健康
そして幸福を得るための方法が
書かれています。
ヨガとは心を静めるもの
ヨガスートラの冒頭では
ヨガとは、チッタ(心の)
ヴリッティ(心の動き)
ニローダハ(収めること)
と定義しています。
「心の動きを収めること」
つまりヨガとは「心を静めるものだ」
と定義しています。
ヨガスートラに記されている
0コメント